


バリューボルドー2010を発表するボルドーワイン大試飲・展示会が3月25日、東京で開催され、500名余りが来場した。来日したボルドーワイン委員会(CIVB)のアラン・ヴィロノー会長らが記者会見にのぞみ、バリューボルドーのほか、現在ボルドーワインが取り組んでいる課題などを説明した。
素晴らしい天候に恵まれたヴィンテージ。収穫時のぶどう畑の衛生状態は健全で、赤ワイン向けも、白ワイン向けもぶどうがよく熟していた。
今回のバリューボルドーにも、ヴィンテージ2009が含まれているが、まさしく魅惑的なヴィンテージである。
現在の消費者は、安全な食物ということに関心がある。ワイン産業は、重要な一つの社会活動として、消費者のニーズにこたえなければならない。
現在のワイン業界の生産者は、この消費者のニーズにこたえるべく、環境の安全性に関心を持ち、ワイン産業のすべての工程において、環境問題を考慮している。
例えばボトルであるが、ガラス産業界の努力により、ボトルのガラスの量が減り、以前よりも20%、重量が軽くなっている。このボトルの軽量化により、ボトルの製造段階でも、運搬の段階でも、二酸化炭素の排出量を削減することができる。
またボトル製造に利用しているガラスの80%はリサイクルのガラスである。ワインの梱包で使用するダンボールや紙類も再生紙を利用している。
CIVBでは、環境管理システム(SME)を提案した。ISO14 001の取得を目指し、試験的なプログラムを開始する。
ワインツーリズムは、ワイン経済の活性化のための一つの有効な手段であり年間100万人が、ワインツーリズムで、ボルドーを訪れる。
ワイナリーはツーリストをいつでも、温かく迎え入れる。また、多くのワイナリーで日本語の説明も行なっている。
今年は、2年に一度の『ボルドーワイン祭り(Bordeaux Fete le vin)』が開催される。6月24日〜27日まで、ボルドー市にて。
消費者を対象としたイベントで、前回は45万人以上が訪れた。オープンマインドなワインの世界を紹介するべく、官民一体となって、このイベントを盛り上げている。

CIVBはバリューボルドーの目的について、「ボルドーワインというと高くて、手が届かないというイメージがありますが、手頃な価格のボルドーが、数多くあるということを知らせるため」と説明した。日本でのセレクションは5回目となり、現在日本で販売されているワインの中から、日本の専門家が選んだという点が特徴であるとアピールした。



