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キャンペーン情報

第2回 ロワールワイン アドバイザー・コンセイエ ワインエキスパート コンクール

同時開催 «ロワールワインテイスティングセミナー»


今、日本の市場でワインの普及には、ソムリエに加えて、コンセイエ、ワインアドバイザー、ワインエキスパートの皆様が大きく担っているのが現状です。そこで、ロワールワインを再認識し知識をより深めていただくために、ロワールワイン委員会では2 年に一回、(社)日本ソムリエ協会とフランス食品振興会の共催で、コンセイエ/ワインアドバイザー、ワインエキスパート向けコンクールを開催しております。

第ニ回となった今年は、7月20日(日)に京都会場で西日本地区の予選と準決勝、21日(月・祝)に東京会場で東日本地区予選、準決勝、続いて公開決勝が行われました。ワインアドバイザー/コンセイエ部門に38名が、ワインエキスパート部門に58名が応募しました。
審査員団には、多彩な分野で活躍する文化人が揃いました。コンクールの概要はこちらをご覧ください。»

同時に、ロワールワイン委員会でテロワールの調査研究を行っているエティエンヌ・グレ氏とベージュ アラン・デュカス東京のディレクター  石田博氏を講師に迎え、ロワールワインセミナーが開催されました。概要はこちらをご覧ください。»

<コンセイエ・ワインアドバイザー部門>
優勝:
辻  秀幸(つじ ひでゆき)氏(西日本選出)  (ワインアドバイザー・酒類輸入会社勤務)
準優勝:
進  一博(しん かずひろ) 氏(東日本選出)  (ワインアドバイザー・ワインスクール講師)
その他の決勝進出者:
丸山  謙二氏(東日本選出)  ワインアドバイザー
星野  美江氏(東日本選出)  ワインアドバイザー
根木  啓司氏(西日本選出)  コンセイ

<ワインエキスパート部門>
優勝:
平賀  敬己(ひらが たかき)氏(西日本選出)  (医師)
準優勝:
中村  正志(なかむら まさし)氏(東日本選出)  (医師)
その他の決勝進出者:
宮本  英明氏(東日本選出)
久世  雅代氏(西日本選出)
中村  幸江氏(東日本選出)

(前列左から進氏、辻氏、平賀氏、中村氏)
(前列左から進氏、辻氏、平賀氏、中村氏)

コンセイエ・ワインアドバイザー部門優勝

ワインエキスパート部門優

 

(左:コンセイエ・ワインアドバイザー部門優勝:辻氏 右:ワインエキスパート部門優勝:平賀氏)


コンクール優勝者、準優勝者にはロワール地方研修旅行が授与されました。
尚、ワインエキスパート部門、準優勝の中村正志氏は、前回大会のワインエキスパート部門でも準優勝し、研修旅行に参加されているため、今回は3位の宮本英明氏に研修旅行が授与されました。

コンセイエとは?
フランスワイン販売に携わる方を対象に、フランス食品振興会が認定している資格です。厳正な審査を経て選出されています。ワインをお買い求めのお客様のご要望に応じて、的確にアドバイスをしながら販売をする人のことです。
ワインアドバイザーとは?
酒類製造、販売や流通業、アルコール飲料を含む飲食に関する教育機関の講師などに従事するプロを対象に、(社)日本ソムリエ協会が認定している資格です
ワインエキスパートとは?
一般のワイン愛好家を対象に、(社)日本ソムリエ協会が認定している資格です。

コンクール開催要項

日程と会場:
<西日本>
008年7月20日(日)
京都-パリ姉妹都市友好50周年記念
  • <京都>大和学園 京都調理師専門学校
  • 11:00~12:00  予選(筆記・利き酒
  • 13:00~14:50  準決勝(非公開)
  • 15:00~          結果発表
 
<東日本>
2008年7月21日(月・祝)
  • <東京>グランドプリンスホテル高輪
  • 11:00~12:00  予選(筆記・利き酒)
  • 13:00~15:00  準決勝(非公開)
  • 15:30~17:30  公開決勝
  • 18:00~19:30  表彰式・レセプション(招待のみ)

 

試験内容:
コンセイエ/ワインアドバイザー部門
  • 予選:筆記試験、利き酒
  • 準決勝(非公開)
  • 公開決勝
ワインエキスパート部門
  • 予選:筆記試験、利き酒
  • 準決勝(非公開)
  • 公開決勝
参加費:
無料
出場資格:
コンセイエ
ワインアドバイザー
  • J.S.A.呼称資格保有の会員  (職業が決勝当日も呼称資格に適合し、過去にソムリエを職業としていない方)
ワインエキスパート
  • J.S.A.呼称資格保有の会員  (過去と現在において、ソムリエ・ワインアドバイザーに該当する職業に就いたことのない方)
審査員団:
<審査委員長>
田崎 真也氏(1995年世界最優秀ソムリエ/(社)日本ソムリエ協会副会長)
 
岡 昌治氏((社)日本ソムリエ協会副会長)
樋口 誠氏((社)日本ソムリエ協会常務理事)
植岡 達也氏((社)日本ソムリエ協会理事)*西日本予選のみ
阿部 誠氏((社)日本ソムリエ協会理事)
石田 博氏 (レストランBEIGE TOKYO ディレクター)
ロワールワイン委員会 E・グレ
大森 由紀子氏(料理研究家)
君島 佐和子氏(「料理通信」編集長
田辺 由美氏(ワイン&ワインカルチャー代表)
西川 恵氏(毎日新聞 専門編集委員)
村田 惠子氏(「ワイン王国」編集長)
(以上 順不同)
主 催:
ロワールワイン委員会(InterLoire)
共 催:
(社)日本ソムリエ協会
フランス食品振興会(SOPEXA)

 


同時開催 ロワールワインテイスティングセミナー

日時・会場:
<京都>
2008年7月20日(日)13:00~15:00
大和学園 京都調理師専門学校
 
<東京>
2008年7月21日(月・祝)13:00~15:00
グランドプリンスホテル高輪

 

講師:
  • 石田 博 氏
  • レストラン BEIGE TOKYO ディレクター
  • 第2回全日本最優秀ソムリエコンクール優勝(1998年)
  • 第10回世界ソムリエコンクール モントリオール大会第3位(2000年)
  • E.グレ 氏
  • ロワールワイン委員会技術部門責任者

 

E.グレ氏 「土壌からすべてが始まる」

seminar

グレ氏の調査では、1ヘクタールあたり1~2箇所の土を2.5メートル程度掘り起こし、母岩の種類、土壌の種類、土壌の深さ、保水性、排水性、ぶどうの成熟度(早熟、晩熟)、降水量、気温などを調べ、その結果を地図上に表わし、データベース化する。
調査中の土壌の断面写真や、結果を表示した地図などを実際に紹介しながら、「問題はテロワールの良し悪しではなく、その土地の条件にあった樹(品種や台木)を選ぶことです。これらの調査結果から、生産者にアドヴァイスをしています。また委員会では、生産者が調査結果を栽培醸造に応用できるように、生産者がいつでもこの結果を閲覧できるようにしています」と解説した。

seminar

また、この調査結果は、3D化した動画にもしてあるため、購買者に立体的にプレゼンテーションし、アピールすることができるという。「土壌、高さ、畑の向き、その年の気候、品種、台木、そして人の力。そのすべてが組み合わさって「ロワール」というものを造り出しているので、他の場所で「ロワール」はありえません。ロワールの生産者はテロワールをとても重視しており、その多様性が多彩なワインを生み出しているのです」と、テロワールの重要性を解説した。

 

石田 博氏 「ロワールワインテイスティング」

今回のテイスティングで特徴的であったことは、ロゼ・赤・白の順番で進めたことと、基本はブラインドで行いながら、テイスティングコメントの前 に品種や収量などのデータを解説したことである。
テイスティングの順番について石田氏は、「ロワールの白ワインは特に酸が豊富で、酸がどのようにボディを作り出していくかが大事。酸のしっかりしたワインの後に、それよりも控えめな酸のものを飲むと、後者の評価が適確でなくなってしまうので、今回は赤を先にし、白を後にしました」と説明した。

seminar

またテイスティングの方法について、「単にブラインドテイスティングにしてしまうと、テイスティングコメントを書き、銘柄をあてることに終始してしまいがちで、知識として残らないことがあります。このため、テイスティングコメントを行う前に、データ(今回は品種、土壌、収量、アルコール度、酸の量、樽の使用など)を紹介し、それらをテイスティングで確認するという形にしました。これは知識として蓄積することを目的としたもので、フランスでも、プロ向けのテイスティングは、最近このようなスタイルで行われることが多くなっています」と解説した。その言葉通り、例えばある白ワインに、少しベージュのトーンが入っている点を指摘し、「これは樽で醸造しているワインなので樽に由来する色」と説明するなど、外観、香り、味わいで感じ取ることのできる現象について、必ずその理由と紐付けて解説し、コンクールと同時開催のセミナーということを十分に意識した充実した内容となった。

<テイステイングワイン>  (テイスティング順通り)

1)Marquis des Chevaliers ,Bougrier (Caves de l'Angevine),  Rosé d'Anjou,  2007(ロゼ)
舌先で甘いとすぐに感じるのが残糖10g/l程度。このワインはその感覚がすぐに消えるので10g/lより少ない(7g/l)。伝統的なロゼ・ダンジュほど甘くない。
2)Clef de Sol ,DELECHENEAU Damien,  Touraine Amboise,  2006(赤)
香りの中のフランボワーズのニュアンスはカベルネ・フランから、野いちごはマルベックの典型。ロワールのカベルネ・フランは以前はピーマンの香りと表現されたが、近年、よく熟したものにこのような未熟さを連想させる香りはなく、ピメントなどスパイス系の香りが強い。
3)Les Celliers de La Pauline ,Domaine Eric Louis,  Sancerre,  2006(赤)
フランボワーズに、ややブルーベリーのニュアンス。後者はロワールのピノ・ノワールによく感じられる。キジやほろほろ鳥などの鳥をシンプルに料理したものとともに。
4)Diamant de Loire ,Loire Propriétés / Caves de la Loire,  Crémant de Loire
原料に黒ぶどうを使っていると、色合いにベージュのトーンが入るが、これは白ぶどうのみなので、ベージュのトーンはない。白桃やカリンのニュアンスはシュナン・ブランの特徴。
5)Domaine du Tremblay ,Domaine du Tremblay,  Quincy,  2007(白)
07年は早熟の年で、ふくかさが感じられやすい。カシスの芽のニュアンスはサンセールやカンシーなどのソーヴィニヨン・ブランの特徴。川魚や淡水魚のシンプルな塩焼きなどともに。
6)Negrette ,WEISSKOPF Xavier,  Montlouis-sur-loire,  2006(白)
樽で醸造、熟成。新樽を80%使用しているため、余韻に新樽の個性が強く現われている。カリンのニュアンスはシュナンブランの特徴。白身の鶏肉のクリームソースなどとともに。
7)Château de l'Hyvernière ,SA Marcel SAUTEJEAU/Domaine de l'Hyvernière,
    Muscadet Sèvre et Maine,  2007(白)
シュール・リーのためフレッシュ感がある。濃縮感のあるミネラルが香りや味わいに感じられるので、小型の貝の塩焼きやバターソースなどとともに。
8)"L" d'OR ,Domaine Pierre LUNEAU PAPIN,  Muscadet Sèvre et Maine,  1997(白)
10年を経ているがまだフレッシュさを感じる。ノワゼット(ヘーゼルナッツ)のニュアンス。一般的に、ふくよかさが感じられる年のワインが熟成するとノワゼットのニュアンスがよく感じられる。