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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.0427(2014.04.10)◆
     
◇◆フランス食の広場 メールマガジン◆◇


      フランス食の広場 メールマガジン(第427 号)をお届けいたします。
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◆委員会インフォメーション◇◇
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プロヴァンスのロゼの近年の動向
Le vin rosé en 2013:tendences et fait marquants
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3月17日にパリで開催された「プロヴァンスの日」のイベントに合わせ、プロヴァンスワイン委員会(CIVP)が、プロヴァンスのロゼワインの近年の動向を発表した。

これによると、フランスにおけるロゼワインの消費量は1990年以来増加を続け、2013年にはすべてのワイン消費量の30%を占めるまでに至った。23年間で、フランスのロゼワインの消費量はほぼ3倍に拡大した。フランスのワイン消費者10人のうち、9人以上は、ロゼワインを飲むと申告している。

プロヴァンスは、フランスのAOCのロゼワインの生産量の35%を占め、AOCのロゼワインの第一位の生産地である。

輸出も拡大しており、2013年には、プロヴァンスのAOCのロゼワイン1,400万本が輸出された。これは、昨年に対し、15%増である。輸出拡大の理由の一つがアメリカで、2013年のプロヴァンスのロゼのアメリカ向けの輸出は、対前年40%増となり、プロヴァンスのロゼにとり、最大の輸出先となった。プロヴァンスのイメージに支えられ、辛口で明るい色合いのロゼが、アメリカで流行しているという。

(プロヴァンスワイン委員会プレスリリース、3/18)

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プロヴァンスワイン コンクール 2014
Concours des vins de Provence Édition 2014
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プロヴァンスワイン委員会(CIVP)が主催する、プロヴァンスワインの品評会「プロヴァンスワイン・コンクール」が3月31日に開催された。

これまでは毎年、サン・トロペで行われてきたが、今年から、「プロヴァンスワイン・コンクール」として装いも新たに登場した。第一回は、サント・ヴィクトワールで開催された。

コート・ド・プロヴァンス、コトー・デックス・アン・プロヴァンス、コトー・ヴァロワ・アン・プロヴァンスのAOCのワイン、596点が出品され、金賞(Or)58点、銀賞(Argent)77点、銅賞(Bronze)15点、合計150点のワインが受賞した。 業界関係者とワイン愛好家、合計100名が審査にあたった。受賞ワインは、メダルのステッカーをボトルに貼付することができる。

また昨年新設された「熟成向きのロゼ(Rosés de Garde)」の部門では、ヴィンテージ2011以前のワインが審査の対象となり、金賞2点、銀賞1点、銅賞1点、計4点のワインが選ばれた。

受賞ワインは、こちらから>>
(PDFファイルです)

(プロヴァンスワイン委員会webサイト)


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◆フランス情報◇◇
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春のタストヴィナージュ 2014
Tastevinage de Printemps 2014
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3月22日(土)、93回目となる春のタストヴィナージュが、ブルゴーニュのシャトー・ド・クロ・ド・ヴジョで行われた。

600点以上のワインが出品され、250名のプロによる審査の結果、201点のワインがタストヴィナージュの紋章にふさわしいとして選出された。選出されたワインは、タストヴィナージュの紋章をラベルにつけることができる。

今回の審査委員長は、ワイン・スピリッツ全国仲買人協会会長のジェローム・プランス氏がつとめた。同氏は、「仲買人(クルティエ)の仕事は、生産者に続いて古い職業」とその重要性を述べた。現在、ブルゴーニュのワイン市場の取引の75%以上にクルティエが関係しているという。

受賞ワインは、こちらから>>
このページ中ほどの「Résultats du Tastevinage de Printemps 2014」をクリックしてください(pdfファイルです)。

タストヴィナージュは、ブルゴーニュワインの品質の向上とその保証のために1950年からコンフレリ・シュヴァリエ・デュ・タストヴァンが毎年審査を行い一定以上の品質のワインについて、タストヴィナージュの紋章を与えている。

(http://www.tastevin-bourgogne.com/)



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ヴランケン・ポメリー・モノポール 2013年の純利益30%増
Vranken-Pommery Monopole Regravesultat net 2013 en hausse de 30 %
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シャンパーニュのヴランケン・ポメリー・モノポールの2013年の純利益は、対前年33%増の800万ユーロとなった。

同グループが3月27日に発表した。これによると、同グループはすでに発表していた戦略を実施し、メゾン、ドメーヌ、シャトーのワインの販売を対前年5.7%増と伸張させた。一方、利益率の低いワインの取引を縮小させる方針をとった。この結果、2013年(1〜12月)のグループの総売上金額は、対前年3.4%減の3億1,510万ユーロとなった。

シャンパーニュワイン委員会(CIVC)によると、2013年のシャンパーニュ全体の出荷量は1.5%減少しているが、グループ傘下の4つのシャンパーニュ・メゾン*の売上は、前年に対し、5.1%増加した。フランス国内販売に強く、さらにドイツとベネルクス3国ではトップの売上を維持している。また、グループのロゼワインの売上金額も、前年に対し8.4%増加した。

利益率の低いワインの取引を縮小したため、営業利益は、前年に対し0.9%増の3,330万ユーロ。営業利益率は、昨年から0.5ポイント改善して10.6%となった。

同グループは、「2014年の1-3月の3カ月のグループ全体の出荷量の数字は、これまでの下降線の反転を確実なものとするもの」と評した。

*)ヴランケン・ポメリー・モノポール傘下のシャンパーニュ・メゾンは、ヴランケン、ポメリー、エドシック・モノポール、シャルル・ラフィットの4軒。

(agrisalon(出典AFP),3/28,ヴランケン・ポメリー・モノポールプレゼン資料、3/27)


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2013年 グループ・ランソン・BCC 利益維持
Lanson-Bcc Resultat maintenu malgre le contexte europeen difficile
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シャンパーニュのグループ・ランソン・BCCの2013年の純利益は、上半期に落ち込んだものの、第4四半期に持ち直し、対前年3.4%減の1,700万ユーロとなった。

同グループが3月27日に発表した。これによると、2013年(1〜12月)のグループの総売上金額は、対前年4.4%増の2億8,676万ユーロとなった。変動の激しい仲買事業を除くと、グループの総売り上げは、対前年4.2%増の2億8,055万ユーロとなった。

営業利益は、対前年4.4%減の3,933万ユーロ、営業利益率は前年の15%に対し、13.7%となった。この減少は、競合の激化に加え、シャンパーニュにとり第二位の市場であり、同グループにとり大きな開拓の余地のあるアメリカ市場を中心に、複数の市場に営業投資を行ったことによる。この活動は2014年も続けられる。

グループ・ランソン・BCCは、高付加価値戦略を今後も続けていくことを確認した。すべての市場において競合は厳しく、どのカテゴリーも軽視することはできない。グループの発展は、傘下のメゾンの相互補完性に基くとしている。

グループ・ランソン・BCCは、ランソン、フィリポナ、ボワゼル、シャノワーヌ・フレール、メゾン・ビュルタン(ベスラ・ド・ベルフォンを所有)、ド・ヴノージュ、アレクサンドル・ボネの7つのシャンパーニュ・メゾンを傘下におさめている。

なお、シャンパーニュは第4四半期が年間売り上げの50%を占めるという理由で、慣例通り、2014年の通期の売上目標は発表していない。

(agrisalon(出典AFP),3/28,Lanson-Bccプレスリリース、3/27)


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ボルドーとブルゴーニュがワイン産地名を守る共同憲章に署名
Protection de l’origine : les régions viticoles s’unissent è travers le monde
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原産地の名称を守るべく、2005年にアメリカのナパ・ヴァレーや、シャンパーニュ、シェリーなど複数の産地が署名した「Joint Declaration to Protect Wine Place Names&Origin」(ワイン産地名を守る共同憲章)にこのほど、ボルドーとブルゴーニュ/シャブリが参加した。

ボルドーとブルゴーニュ/シャブリと、アメリカのサンタ・バーバラ郡の3産地が、3月26日に新たに共同憲章に署名し、シャンパーニュ地方のランスで開催された総会に出席した。これにより共同憲章に署名した産地は19*となった。

この共同憲章は、ワインの産地名を乱用から守り、消費者に正しい情報を伝えることを目的に2005年7月に起草された。署名した産地は、地理的名称は、消費者が特定のワイン産地と結びついた特別なワインであることを理解する基本的なツールであることに合意し、産地名称を守るために必要な啓蒙活動や保護活動を行う。

近年、産地名称の保護と、ラベルへの正しい記載についての関心は、世界的に高まっている。最近では、カナダ政府が、「シャンパーニュ」の名称の表示を、フランスのシャンパーニュ地方のスパークリングワインのみに使用することを規定した。また中国は2013年に、「ナパ・ヴァレー」と「シャンパーニュ」の名称を正式に認め、中国国内での乱用を禁止した。

*)Champagne, Chianti Classico, Jerez-Xérès-Sherry, Long Island, Napa Valley, Oregon, Paso Robles, Porto, Rioja, Sonoma County, Victoria, Tokaj, Walla Walla Valley, Washington state, Willamette Valley,Western Australia,Bordeaux,Bourgogne/Chablis,Santa Barbara


Joint Declaration to Protect Wine Place Names&Origin  プレスリリース、3/26)


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中国とEU間のワインの反ダンピング問題が終結
Clôture de l'enquête anti-dumping sur les vins européens
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中国政府は、2013年7月から開始していたEUワインの輸出の反ダンピング(不当廉売)についての調査を正式に終了することを表明した。

中国商務部(MOFCOM)が3月24日付けで発表した。今回の決定は、3月19日の中国酒業協会CADAとEUのワイン生産者団体CEEVの合意に基いたもので、習近平国家主席の欧州訪問開始の時期と重なった。

中国は、EUが中国製の太陽光パネルに対して一時的な反ダンピング課税の導入を決定したことに対抗し、EUから中国に輸出されるワインが、補助金に支えられて不当に安く、中国国内のワイン産業に損害を与えているとして、反ダンピング、反補助金の調査を開始していた。両国間の問題のエスカレートを懸念し、欧州委員会と中国当局は昨年7月末に、太陽光パネルの問題について、仮合意に至っていた。

その後、EUと中国の間で、ワインの問題について解決策を見出すべく、CADAとCEEVは4回にわたり交渉を重ねていた。合意内容では、EUは中国の業界関係者を欧州に招くスタディ・トリップやセミナー、その他の活動を通じて、栽培、醸造、品質管理、マーケティングなどについて技術支援を行う。一方、中国の業界は、EUのワイン業界が中国で開催するテイスティング会や消費者啓蒙活動の支援などを行う。

EUのワインの輸出金額のうち、中国向けは2012年に11.4%を占めていたが、今回の反ダンピングの問題や中国政府の贅沢禁止令などにより、2013年の輸出は影響を受けていた。 (フランス食の広場425号もご参照ください)

(agrisalon.com(出典はAFP)、3/24、CEEVプレスリリース、3/28)


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