ボージョレー・ヌーヴォー解禁日は11月18日(木)です。
解禁日を守り、新酒を祝しましょう。

生産者の実力が表れる2004年
<夏のような天候のもとでの収穫>
2004年のボージョレーヌーヴォーの収穫は、9月11日に始まり、10月初めに終了した。3週間、太陽がずっと顔を出し好天が続いた、というのが今年の収穫期の印象である。8月に雨が降っていたため、この好天に生産者は胸をなでおろした。
平年を上回る気温が続き、昼間は暑く夜間は気温が下がるという最高の条件のもと、ぶどうは成熟することができた。このため健全でよく熟したぶどうとなり、糖度は過去12年間の平均を上回った。さらに今年は厳しい選果を行っているので、最高のぶどうしか発酵槽にはまわっていない。

<2004年について>
2004年は明らかに、生産者の実力が表れる年である。すなわち、一年を通して畑でおこなってきた仕事やそのノウハウが、最高のワインを生み出すのである。収穫の間、畑や収穫用のカゴのなかで行う選果作業が浸透し、最高に熟して健全なぶどうだけが選別された。

夏の間も、約30%近い生産者が、最低でも1区画の摘房を行った。この摘房こそ、ここ数年ボージョレーの畑が明確に目標としてきたものの一つで、7月に採択したボージョレー行動指針*)にも明記されたものである。

ワインはなめらかでとても心地よく、糖と酸のバランスがとても良い。アタックも素晴らしく、タンニンは溶け込んでいる。鮮やかなルビー色をしている上、赤い果実(イチゴ、カシス、木苺)などの果実味が豊かで、スミレやボタンの香りを感じるものもある。とても美味しくて、楽しめるワインに仕上がっている。
*)ボージョレー行動指針についてはこちら>>

数字でみるボージョレー
ボージョレーには3,600件のぶどう栽培農家(全AOC計)、18の協同組合、100のネゴシアンがある。2003年のボージョレーヌーヴォーの販売量(国内販売・輸出計)は、420,000hl(5,600万本)で、ボージョレーワインの全生産量の1/3に相当する。残りの2/3は、ボージョレーとボージョレー・ヴィラージュ(ヌーヴォーとして醸造されたもの以外)と10のクリュ・ボージョレーである。2003年のヌーヴォーの売上(卸値)は、8,600万ユーロ(約120億円)であった。

2003年のボージョレー・ヌーヴォー輸出量は、174,000hl(2,300万本)で、世界150ヶ国以上に向けて輸出された。輸出総量は、前年実績より9%下回った。最大の輸出国である日本向けの輸出は、前年を+22%と大幅に上回った。その他アメリカ(+5%)、カナダ(+15%)、ベルギー(+7%)、スイス(+6%)、イタリア(+36%)向けなども前年を上回った。ボージョレー・ヌーヴォーにとり新しい市場と言えるロシア、韓国向けの輸出も伸張した。

ボージョレー・ヌーヴォーの輸出国の1位から3位は、日本、ドイツ、アメリカで、この3カ国だけでボージョレー・ヌーヴォーの輸出量の70%を占め、国内販売も含めたボージョレー・ヌーヴォーの全販売量の28%を占める。

2003年ボージョレー・ヌーヴォーの主要輸出国
(出典:CFCE(フランス貿易振興会)
日本 64,500hl(8,600,000本)
ドイツ 28,000hl(3,700,000本)
アメリカ 27,500hl(3,600,000本)
オランダ 12,000hl(1,500,000本)
ベルギー   5,500hl(   730,000本)
スイス   5,000hl(   650,000本)
イタリア   4,000hl(   500,000本)
イギリス   3,000hl(   400,000本)
     



ボージョレー・ヌーヴォー・リヨン杯(Trophée Lyon Beaujolais Nouveau)
フランス醸造家協会ブルゴーニュ中央・東部地区主催ボージョレー・ヌーヴォー・リヨン杯は、ボージョレー・ヌーヴォーの唯一の公式コンクールとして今年で4回目を迎える。11月14日(日)に行われる予定で、70人の審査員が、300のボージョレー・ヌーヴォー、ボージョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーを審査する。 なお2003年より、DGCCRF(競争・消費・不正行為抑止総局)の承認を得て、入賞したワインはボトルに受賞ステッカーを貼ることができるようになった。
結果はこちらから(PDFファイルです)>>


(出典:ボージョレーワイン委員会プレス資料(2004年10月))